新鮮で美味しい野菜の選び方【野菜の種類別に解説】

スーパーマーケットで野菜を選ぶとき、どのように見分けていますか?

同じ値段で販売されているなら、美味しくて新鮮な野菜を選びたいですよね。

そこでこのページでは野菜のプロ”オーガニックコンシェルジュ”の著者が新鮮でおいしい野菜の選び方を解説していきますので参考にしてみてください。

新鮮でおいしい野菜を選ぶポイント

以下、野菜の種類別に簡単に解説していきます。選んで良いもの、選ばないほうが良いものを紹介します。

花菜(ブロッコリー・カリフラワー) :

全体的にずっしりと重く、色が均一のものを選ぶ!
  • つぼみが密集しておりかたく、盛りあがっている
  • 葉は水みずしくピンとしている
  • ×茎の切り口にすがはいっていないこと
  • ×茶色く変色していないこと

葉菜

ほうれん草・小松菜・春菊・菜の花・チンゲンサイ・ニラ・クレソン

  • 葉は水みずしくピンとして肉厚
  • 大きさが不添い(露地栽培の可能性大)
  • ×色が濃すぎる(肥料による窒素過剰の可能性有 ※品種による色の違いもある)
  • ×葉に傷みがある
  • 丈が約15㎝程度でハリがあるもの(育ちすぎは大量の肥料を使用している可能性有)
  • ×茎が太すぎないこと(スジがある)
  • ×茎に折れたものがある
  • 根元に近いところから葉が生えている
  • 枝根がでている(肥料が少ない証拠)

白菜などの葉野菜

白菜・レタス・キャベツ・サラダ菜

葉先が水みずしく、巻きが中心むかってしっかりしていて、全体がずっしりと重いものを選ぶのがポイント!
  • 茎の切り口が白く、水みずしいもの
  • ×芯の切り口赤褐色に変色している
  • 茎にはりと締りがあるもの

果菜

主に、きゅうり・トマト・ピーマン・なす・かぼちゃ・しし唐辛子・ゴーヤ・オクラ

全体の色と太さが均一で(トマト・かぼちゃはバランスがとれた丸み)つやとはりがあるもの

※凹凸や傷のあるものは避ける
※色が濃すぎるものは避ける(肥料による窒素過剰の可能性有 ※品種による色の違いもある)

きゅうり

  • 表面のいぼいぼが尖っており、つぶれていないもの
  • ヘタやガクがピンと元気なもの
  • ヘタの切口が水みずしいもの

なす

  • 全体が肉厚なもの
  • ガクの部分についているガクが尖っているもの

かぼちゃ

  • 皮の縦の模様がはっきりしており、ずっしりと重いもの
  • ヘタは枯れしぼんでいるのが完熟している証拠
  • ※カットの場合、切り口の色が鮮やかで黄色く乾いていないもの、種がずっしり詰まっているもの

茎菜(アスパラ・セロリ・ねぎ)グリーンアスパラガス

  • 穂先が筆の形をしてかたく締っているもの
  • 茎は中太で丸くいもの
  • 切り口が水みずしいもの

セロリ

  • 茎が「の」の字に巻きこみ太く、丸みがある
  • 茎のスジがはっきりしている
  • 葉が水みずしくパリッとしている(化学肥料が多い葉はたよりない)

ねぎ

  • 極力泥つき ※泥がついていない場合、白い部分に光沢と弾力があること
  • 葉の緑の部分と白い部分の境目がはっきりしているもの
  • 葉が水みずしいもの

もやし

  • 茎が白くはりがあり太いもの
  • ×茶色がかっているものは避ける

たけのこ

  • 全体が太くずんぐりしているもの(見ためより重いもの)
  • 全体が太くずんぐりしているもの(見ためより重いもの)
  • 皮や泥が程度に湿っているものが掘りたて
  • ※皮や泥が程度に湿っているものが掘りたて

うど

  • 全体的に太さが均一のもの
  • 茎にかたい産毛がはえピンクがかった白色をしているもの

ふき

  • 葉が生き生きとしているもの
  • 根元を持ってもしならず、すらりとしてつやがある

みつば

  • 全体がシャキっとしている
  • 根元が渇いていないもの

豆(枝豆・いんげん・さやえんどう)

  • 枝にさやが密集している(枝と枝の間隔が小さい)
  • さやは水みずしくキズがなく、うぶ毛が十分ついている
  • さやは傷がなく、豆がふっくらとして大きさが揃っている

根菜

主に、だいこん・かぶ・人参・ごぼう・れんこん・玉ねぎ

  • 全体にツヤとハリがあり太っているもの
  • 葉が生きいきしているもの
  • 根が白くピンとしているもの
  • ×ひげ根が多いものや茶色く変色しているもの
    ※切売りの場合、切り口が水みずしいもの

人参

  • 全体にキメが細かいく形がよいもの
  • ×茎の切り口が小さく黒ずんでいるもの
  • ×ひげ根が多いもの
    ※茎の切り口が細いほど中の芯が細くおいしい

ごぼう

  • 全体の直径が2㎝程度で太過ぎず長いもの
  • まっすぐ伸び太さが欽一でひび割れがないもの
  • ×ひげ根が多いもの

れんこん

  • 切り口が変色しておらず、全体がふっくらしたもの
  • 自然な肌色でつやがあるもの
  • ×穴が黒く変色しているもの

玉ねぎ

  • 皮がパリッとして乾いていて身がかたく、重量感があるもの
  • 皮が透き通っていて鮮やかなもの

芋類

主にじゃがいも・さつまいも・里芋・山芋

  • ふっくらしていて重量感があり泥がついているもの
  • 全体の色が均一なもの
  • 皮が薄く傷やシミが少ないもの(じゃがいも・さつまいも)
  • 表皮が適度な湿り気があり傷がないもの(里芋)

きのこ類

主に、しいたけ・しめじ・まいたけ・なめこ

  • かさは肉厚で、裏側が乳白色のものが新鮮
  • 軸が短く太くすんぐりしたもの

[原木栽培]でも[菌床栽培]と同じように殺菌剤・カビ防止剤が使われていることのありますが、一般的なきのこ類を比べ農薬が少なく歯ごたえも良いのでお勧めです!

えのきだけ

  • 丈が揃い、根元が茶色く蒸れていないもの
  • しっかりとかたく締っているもの

マッシュルーム

  • 丸くて厚みがあり、軸が短く弾力のあるもの
  • ×かさが開いているものは避ける

エリンギ

  • かさは平らで割れておらず、軸が太くシミのないもの

香味野菜・薬味野菜(しょうが・にんにく/青じそ・みょうが)

しょうが

  • 皮に傷がなく、身がかたくふっくらしたもの

にんにく

  • 身がかたく締りと重みがあるもの
  • ×緑色の芽が出ていたり、乾燥し過ぎているものは避ける

青じそ

  • 葉の色が鮮やかで葉先までピンとしているもの

みょうが

  • ふっくらして良く締り、紅色の鮮やかで光沢があるもの

かんきつ類(レモン・ゆず・すだち・ハーブ)

  • 皮が厚くはりがあり、色のきれいなもの
  • ×傷があるもの

新鮮でおいしい野菜の選び方まとめ

野菜の数だけ選び方があります。単純に見た目が良いのを選ぶというのも考え方としてありますが、確かな知識で野菜を選ぶことが大切です。

スーパーでは古くなったものは値引きされて販売されていますが、新鮮なものを選ぶなら値引きのものは避けておきましょう。

野菜によっては値引きされていてもまだ新鮮でおいしく食べられそうなものがあれば選んでも良いと思います。

しっかり見て目利きの力をつければ自然とおいしい野菜を選ぶことができるでしょう。

牧村和慶

株式会社Crepas 代表取締役
Wellness著者・監修者。実体験を元にしたリアルな評価とサービス分析について発信。

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