【専門家監修】VPSサーバーおすすめ比較ランキング(2024年11月)

※本ページに掲載する情報の一部にプロモーションが含まれます。

法人・ビジネス向け・商用、さらに個人でも使えるマネージドサービスが搭載されたVPSサーバーの料金や仕様・特徴を比較しました。

当サイトでは2024年11月における法人・ビジネス向けの商用サイト、ウェブアプリケーションで利用できるVPS(仮想専用サーバ)をまとめていますので、VPSのホスティングを利用するなら当サイトで比較検討ください。

今回はVPSレンタルサーバーの料金・仕様・機能を比較し、おすすめ順にランキング化、お得なキャンペーン情報も毎月更新していますので最後までご覧ください。

\使いやすさとコスパで選ぶ/
> VPSおすすめランキングを見る

監修者プロフィール

監修者:株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶
学生時代、自作パソコンを独学でRed Hat Linuxの自宅サーバーとして構築し、SendmailやCMS(Xoops、WordPressなど)を導入・運用。大学院卒業後、日本電気株式会社(NEC)へ入社。SI営業として大規模システム向けHPE製UNIXサーバー(HP-UX)の販売経験、受賞歴あり。HP社より受賞(Certificate of HP-UX Server Champions Club 2008)。

VPSの賢い選び方

VPSはvirtual private serverの略で仮想専用サーバーとも呼ばれます。

1台のサーバーを仮想的に分割してその分割された領域を専有できるレンタルサーバーです。

VPSの大きな特徴としては仮想的に自分の領域を確保するので専用サーバーのように扱えます。

ですので、ディスクやメモリ、CPU、ネットワークといったリソースは物理的に共有されていても実質は専有して利用することができます。ユーザー個々にリソースを割り当てるということです。

運用については共用サーバーとは異なり、技術や知識が必要でインストールやセキュリティ、どういったサービスを提供するのかに応じて自分たちでリソースの割当も含め考えなければなりません。

価格は共用サーバーと同等程度なのでお得に見えますが、初心者では使いこなすのは難しいでしょう。

ここではVPSの料金やスペックを比較した上で、おすすめのVPSについて紹介していきます。

参考:クラウドサービス利用・提供における適切な設定のためのガイドライン(総務省)

VPSの料金・スペック比較表【2024年11月】

以下はVPSのレンタルサーバーのスペックを比較したものです。主に法人向け用途から個人利用まで幅広く比較しています。

プラン毎の料金に加え、レンタルサーバー選びで重要となるCPU、メモリ、ディスク容量だけでなく、OSやグローバルIP、回線速度に関する内容を比較することが可能です。

→→表は右にスクロールできます→→

サービス名 プラン
(VPS)
初期費用 月額料金 ディスク容量 メモリ CPU RAID OS コントロールパネル root権限 グローバルIP 回線速度 仮想化エンジン
WebARENA Indigo
Windows server
Windows
1G
2,000円 902円 50GB 1GB 2vCPU RAID6 Windows Server Windows 1 100Mbps共有
Windows
2G
2,000円 1,740円 100GB 2GB 3vCPU RAID6 Windows Server Windows 1 100Mbps共有
Windows
4G
2,000円 3,410円 200GB 4GB 4vCPU RAID6 Windows Server Windows 1 500Mbps共有
WebARENA Indigo
Linux
VPS
768MB
2,000円 319円 20GB 1GB 1vCPU RAID6 CentOS他 独自 1(IPv6) 100Mbps共有 KVM
VPS
2G
2,000円 814円 40GB 2GB 2vCPU RAID6 CentOS他 独自 1(IPv4)
1(IPv6)
100Mbps共有 KVM
VPS
4G
2,000円 1,630円 80GB 4GB 4vCPU RAID6 CentOS他 独自 1(IPv4)
1(IPv6)
100Mbps共有 KVM
WebARENA IndigoPro Windows 2,000円 5,720円~ 100GB~ 4GB~ 2vCPU~ Windows Server 独自 1(IPv4) 10Gbps共有
VPS 2,000円 3,960円~ 100GB~ 4GB~ 2vCPU~ CentOS他 VPSパネル
Plesk
1(IPv4) 10Gbps共有 KVM
GMOクラウドVPS
VSシリーズ
V0 無料 545円 20GB 512MB 1vCPU CentOS他 VPSパネル
Plesk
1 100Mbps共有 Virtuozzo Hybrid Server
V1 無料 1,065円 50GB 1GB 2vCPU CentOS他 VPSパネル
Plesk
1 100Mbps共有 Virtuozzo Hybrid Server
V2 無料 1,791円 100GB 2GB 3vCPU CentOS他 VPSパネル
Plesk
1 100Mbps共有 Virtuozzo Hybrid Server
V4 無料 3,001円 100GB 4GB 4vCPU CentOS他 VPSパネル
Plesk
1 100Mbps共有 Virtuozzo Hybrid Server
V6 無料 4,937円 100GB 6GB 5vCPU CentOS他 VPSパネル
Plesk
1 100Mbps共有 Virtuozzo Hybrid Server
V8 無料 7,236円 200GB 8GB 6vCPU CentOS他 VPSパネル
Plesk
1 100Mbps共有 Virtuozzo Hybrid Server
V12 無料 11,592円 200GB 12GB 7vCPU CentOS他 VPSパネル
Plesk
1 100Mbps共有 Virtuozzo Hybrid Server
V16 無料 14,375円 300GB 16GB 8vCPU CentOS他 VPSパネル
Plesk
1 100Mbps共有 Virtuozzo Hybrid Server
V32 無料 22,845円 300GB 32GB 10vCPU CentOS他 VPSパネル
Plesk
1 100Mbps共有 Virtuozzo Hybrid Server
V64 無料 60,258円 500GB 64GB 24vCPU CentOS他 VPSパネル
Plesk
1 100Mbps共有 Virtuozzo Hybrid Server
さくらVPS 512MB 無料 590円~ 25GB 512MB 1vCPU CentOS他 独自 1(IPv4)
1(IPv6)
100Mbps共有 KVM
1G 無料 807円~ 50GB 1GB 2vCPU CentOS他 独自 1(IPv4)
1(IPv6)
100Mbps共有 KVM
2G 無料 1,594円~ 100GB 2GB 3vCPU CentOS他 独自 1(IPv4)
1(IPv6)
100Mbps共有 KVM
4G 無料 3,227円~ 200GB 4GB 4vCPU CentOS他 独自 1(IPv4)
1(IPv6)
100Mbps共有 KVM
Speever VPS ミドル VP-4e 3,300円 6,160円 100GB 4GB 2vCPU RAID10 AlmaLinux 8 独自 1 Virtuozzo
カゴヤ・ジャパンVPS 1コア1GB 無料 550円~ 25GB~ 1GB 1vCPU CentOS他 独自 1 Open VZ
2コア2GB 無料 660円~ 25GB~ 2GB 2vCPU CentOS他 独自 1 Open VZ
3コア2GB 無料 979円~ 30GB~ 2GB 3vCPU CentOS他 独自 1 Open VZ
4コア4GB 無料 1,540円~ 30GB~ 4GB 4vCPU CentOS他 独自 1 Open VZ
お名前.com VPS 1G 無料 835円 100GB 1GB 2vCPU RAID3D CentOS他 独自 1 100Mbps共有 KVM
2G 無料 1,209円 200GB 2GB 3vCPU RAID3D CentOS他 独自 1 100Mbps共有 KVM
4G 5,951円 3,398円 400GB 4GB 4vCPU RAID3D CentOS他 独自 1 100Mbps共有 KVM
8G 10,142円 6,899円 800GB 8GB 6vCPU RAID3D CentOS他 独自 1 100Mbps共有 KVM
16G 17,474円 13,903円 1000GB 16GB 10vCPU RAID3D CentOS他 独自 1 100Mbps共有 KVM
ABLENET VPS v0 1,130円 554円 30GB 0.5GB 1vCPU RAID10 CentOS他 独自 1 200Mbps共有 非公表
v1 無料 968円 40GB 1.5GB 2vCPU RAID10 CentOS他 独自 1 200Mbps共有 非公表
v2 無料 1,539円 60GB 2.5GB 3vCPU RAID10 CentOS他 独自 1 200Mbps共有 非公表
@YMC VPS
エクスクラウド VPS
使えるねっと
VPS
コンテナ512Mb 1,100円 592円 20GB 512MB 1vCPU CentOS他 Plesk 1 100Mbps共有 コンテナ
VM型 1G 2,200円 920円 50GB 1GB 2vCPU CentOS他 Plesk 1 100Mbps共有 KVM
Windows 1G 4,400円 2,557円 50GB 1GB 2vCPU Windows Server Plesk 1 100Mbps共有 Windows
使えるねっとFX
VPS
CloudCore
VPS
サーバークイーン

※△は有料オプションで選択が可能です。
※ディスクはSSDとなります。HDDの場合はその旨記載しています。
※料金は1年一括払いをベースに月額料金を計算しています。

※料金表記は税込み価格です。
※初期費用や月額料金は一定の条件下によるものもありますので詳しくは各社公式サイトでご確認ください。

比較項目の用語解説

サービス名 レンタルサーバー事業者が展開するレンタルサーバーサービス名称です。
プラン名 そのサービスにおいて複数のプランがあれば掲載しています。
初期費用 契約初期に発生する費用です。
月額料金 上記の表では年払い月額換算した金額となっています。月単位の契約を行った場合は記載する料金より高くなるケースがありますのでご注意ください。
ディスク容量/種別 HDDの容量です。利用できる最大の容量となっているケースもあり、最大限利用するにはその都度サーバ会社に依頼しなければならない会社もあります。詳しくは各社の公式サイトをご確認ください。
メモリ 仮想環境で利用できるメモリ容量です。使用できるメモリ容量が保証されている数値が基本となっております。
CPU CPUのスペックを示します。各社で表現が異なっておりますが、基本的には仮想環境で利用できるコア数を示します。周波数で記載があるサーバ会社もありますので、その場合は周波数で示します。
RAID RAIDの有無及びRAIDレベルを示します。パリティ分散、ミラーリング、ストライピング、他複数組み合わせなどです。記載が無い場合はディスクがRAID構成になっていない可能性があります。詳しくは各社の公式サイトよりお問い合わせください。
OS 使用できるOSの種類です。初期インストール及び選択可能なOSになります。OSのバージョンは各社の公式サイトに記載がありますのでご確認ください。
root権限 root権限(管理者権限)の利用可否です。VPSでは基本的にroot権限が付与されています。
グローバルIP グローバルIP(固定IP)の有無です。VPSの場合は1個以上付与されるのが一般的です。
回線速度 仮想環境の回線速度です。
仮想化エンジン 仮想化ソフトの種類です。主流はKVM、Virtuozzo、Xenですが不明なサーバ会社もあります。気になる方はサーバ会社へお問い合わせください。
コントロールパネル VPSの管理画面に利用できるコントロールパネルの種類です。コントロールパネルがあれば様々な機能追加が簡単に行えますので初心者にも安心です。主流はPleskです。
SLA サーバ稼働率保証SLAを設けているかを示します。ビジネスで本格的に運用するならSLA保証しているサーバをおすすめします。
マネージドサービス バージョンアップは監視など運用業務をサーバ会社側に任せられるサービス、マネージドサービスの有無です。基本プランにマネージドサービスが付与されているものから有料で運用業務を選択して依頼ができる形式もありますので詳しくはサーバ会社へお問い合わせください。

VPSおすすめランキング【2024年11月】

以下より、サーバースペックと価格のコストパフォーマンス重視で、かつ当サイトからの申込件数が多い順におすすめのVPSレンタルサーバーを紹介します。

大容量プランが人気「カゴヤ・ジャパン クラウドVPS」

カゴヤのVPSは最小プランでもメモリ1GB仮想1コアを550円から利用可能で、ストレージを別で持ちたい方向けのスタンダードプランと大容量プランがあります。

カゴヤ・ジャパン クラウドVPS

  • カゴヤ・ジャパンのコストパフォーマンスが良いVPSサーバー
  • 月額550円~スタンダードプランと大容量プランが選択可能
  • OSテンプレートで簡単インストール(Windows ServerもOK)
  • スケールアップやロードバランサなど、欲しい機能に対応
カゴヤ・ジャパン クラウドVPSの口コミ・評判
種別 VPS
月額料金 550円~28,160円(1コア1GBプラン~12コア32Gプラン)
メモリ 1GB~32GB
ディスク容量 25GB~1600GB/SSD
CPU 仮想1コア~仮想12コア
仮想化エンジン Open VZ
SLA -

\最小プランでもメモリ1GBで安い/

カゴヤ・ジャパン クラウドVPS
詳細はこちら

低価格でWindows環境も使える「WebARENA Indigo VPS」

WebARENA IndigoはNTTグループのVPSで低価格で使えるのが特徴です。LinuxのVPSなら月額300円台から使えて、WindowsのVPSも選択可能です。

FX用途や法人のリモートデスクトップを使ったテレワーク用途にも使えます。

WebARENA_Indigo

  • NTTグループの月額300円台から使える格安VPS
  • 3ヶ月間、月額料金35%割引キャンペーン
  • WindowsとLinuxが選べる
  • テレワークに利用できるリモートデスクトップ(RDS)に対応
  • KUSANAGIが利用可能でWordPressも高速化
WebARENA Indigoの口コミ・評判
種別 VPS
月額料金 902円~ ※Windows Server
319円~ ※Linux
メモリ 1GB~32GB ※Windows Server
768MB~32GB ※Linux
ディスク容量 50GB~640GB ※Windows Server
20GB~1600GB ※Linux
CPU 2vCPU~10vCPU ※Windows Server
1vCPU~8vCPU ※Linux
仮想化エンジン KVM
SLA -

\WindowsとLinuxどちらも安い/

WebARENA Indigo
詳細はこちら

 

コスパが良く高速運用が可能「さくらVPS」

さくらインターネットのVPSは料金の安さに加え、ディスクはSSDも選択可能となっています。SSDでの高速アクセスが必要なサービスを考えておられる方はさくらVPSがおすすめです。

さくらVPS

  • さくらインターネットの低価格VPSサーバー
  • 初期費用無料&月額590円~
  • 3箇所のリージョンを選択可能(バックアップ用途に使える)
  • 用途(WordPressやマインクラフトなど)に応じてスペック提案してもらえる
さくらVPSの口コミ・評判
種別 VPS
月額料金 590円~24,200円(512MBプラン~32Gプラン)
メモリ 512MB~32GB
ディスク容量 25GB~1600GB/SSD
CPU 仮想1コア~仮想10コア
仮想化エンジン KVM
SLA -

\利用用途の構成からスペック提案してもらえる/

さくらVPS
詳細はこちら

料金が安い「ミライサーバーVPS」

ミライサーバーVPSは最小プランでも仮想2コア、メモリ1GB、SSDで70GBディスク容量が設定されて月額605円から使えるスペックに対してコスパが良いVPSです。

ミライサーバー

  • 全プラン初期費用無料!月額605円から使えるVPS
  • RAID50、メモリ完全保証だから安心して使える
  • サポート充実(電話相談OK、メール最短即日返答)
  • 稼働率99.99%実績!14日間の無料トライアルOK
ミライサーバーの口コミ・評判
種別 VPS
Windows VPSはこちら
月額料金 605円~53,680円(1Gプラン~64Gプラン)
※1年契約の月額換算
メモリ 1GB~64GB
ディスク容量 70GB~1800GB/SSD
CPU 仮想2コア~仮想12コア
仮想化エンジン 非公開
SLA -(稼働率99.99%)

\14日間のお試し利用OK/

ミライサーバーVPS
詳細はこちら

SLA稼働率保証あり「GMOクラウド VPS」

GMOのVPSは高性能でコストパフォーマンスに優れたVPSです。耐障害性も充実しており、SLAによる稼働率保証もあります。ビジネス用途だけでなく個人利用にもおすすめできます。

GMOクラウドVPSの詳細・お申込みはこちら

料金が安い「お名前.com VPS」

お名前.comのVPSは1TBまで対応した大容量のVPSで、かつ、料金も定額となっています。2013年末よりWindows ServerによるHyper-Vも対応してプランのラインナップが豊富。

お名前.com VPSの詳細・お申込みはこちら

ABLENET VPS

ABLENETのVPSはCPUやメモリの増強などスケーラブルな仕様となっているのでサービス仕様や目的の変化に対応することが可能です。通常のVPSの他にWindowsサーバーのVPS環境も選択可能です。

ABLENET VPS

  • 運用実績25年で安心!月額554円から使えるVPS
  • Windows ServerのVPSも選択可能
  • 25周年キャンペーン「最大25,000円割引」
  • 稼働率99.99%実績!10日間のお試しもOK
ABLENET VPSの口コミ・評判
種別 VPS
月額料金 554円~10,864円(V0プラン~V5プラン)
メモリ 0.5GB~16GB
ディスク容量 30GB~200GB/SSD
※別途HDD(50~800GB)あり
CPU 仮想1コア~仮想8コア
仮想化エンジン 非公表
SLA -

\10日間のお試し利用OK/

ABLENET VPS
詳細はこちら

WebARENA IndigoPro

WebARENA IndigoProは法人向けのクラウドサーバーとして使える高機能なVPSです。

WindowsとLinuxを選択でき、ディスク容量等も自由にスケールアップが可能、SLAも設定されていますので、同時接続数が多いアプリケーションや社内システム、サービスを止められないようなミッションクリティカルなシステム運用に最適です。

WebARENA Indigopro

  • アプリケーションや社内システム向けクラウドサーバー
  • Windows ServerとLinuxを選択可能
  • 10,000円分のクーポン配布中
  • 99.99%稼働率実績でSLAあり、10Gbpsの共用回線
WebARENA IndigoProの口コミ・評判
種別 VPS
月額料金 5,720円~88,110円 ※Windows Server
3,960円~59,950円 ※Linux
メモリ 4GB~64GB
ディスク容量 100GB~(SSD)
容量追加可能
CPU 2vCPU~32vCPU
仮想化エンジン KVM
SLA あり(99.99%稼働率実績)

\10,000円分のクーポンが使える/

WebARENA IndigoPro
詳細はこちら

VPSを比較する5つのポイント

法人・ビジネスで商用サイト、商用サービス(アプリ)を立ち上げる場合は、いくつかの課題を踏まえて運用を進めなければなりませんでした。

共用サーバなどのホスティングではどうしても他者も利用していることからCPUやネットワークのリソースに影響を受けることが多々あります。

しかも、共用サーバの場合、基本的には個人でも使えるものとして提供しているためメンテナンスも急に行われたり、503エラーでアクセス不能になったりなどいろんな弊害が発生してしまいます。

そこで専用サーバとはいかないまでもVPSでコストを抑えながら自分だけの環境でサイトやアプリケーションの運用を行うというのが得策になります。

では、VPSの運用を行う際にどのような優先順位でサーバを選べば良いか確認していきましょう。以下の順で確認してみてください。

VPSを選ぶ上で比較するポイントは以下の通りです。

  1. メモリ、CPU、仮想化エンジンを含むスペック
  2. SLA、稼働率
  3. マネージドサービスの有無
  4. 仮想化ソフトと操作性・コントロールパネルの活用
  5. サポート(スタッフの技術・対応時間)
  6. Windows Server

メモリ、CPU、仮想化エンジンを含むスペック

VPSではスペックによって料金が異なるケースがほとんどです。

メモリやCPUが高機能であればあるほど高額になります。それでも専用サーバーよりは安いですが。

VPSでどういったサービスを展開するかどうかスペックを選ぶことになりますが、高スペックを求めるならコスパが良いVPSを選ぶことになりますので、スペックと料金を照らし合わせて検討することをおすすめします。

また、仮想化エンジンも何が使えるのか重要な要素となってきます。

構築するサービスでVPSの仮想化エンジンの種類も影響しないということはゼロではありませんのでサービス仕様をしっかり確認した上で検討してみてください。

サーバーの稼働率(SLA)

共用サーバと同様ですが、ビジネスでサーバを運営する上ではサーバーの稼働率は一番に考えなくてはなりません。

できればSLA保証まで行っている企業をおすすめします。(SLAとは、service level agreementの略でサービス品質保証、つまり一定の保証を堅持しますということ)

ただし、VPSの場合は専用サーバに位置づけられるので何か問題が発生したらまずは自分たちで確認することも必要で、どうしても解決できる技術者がいない、エンジニアが不在ということであれば次にあげるマネージドサービスの活用をおすすめします。

参考:SLAとSLO(NTTコミュニケーションズ)

マネージドサービスの有無

面倒な運用作業、セキュリティサービスのアップグレードやパッチなどサーバ会社側にある程度の運用をマネージドサービスを活用することで任せることが可能です。

Linux OSなどを触る初心者の方はまず難しいのでマネージドサービスは活用したほうが良いと思います。

同時にサービスのサポート体制も平日日中帯なのか365日、24時間体制なのか確認したほうが良いでしょう。

仮想化ソフトと操作性・コントロールパネルの活用

VPSが何の仮想化ソフトによって構築されているか、必要な要件によっては考えなければなりません。

KVMなのかVirtuozzoでVPSの環境は異なりますので念のため確認が必要です。

また、VPSでアプリケーションのインストールや設定の変更など基本的にはコントロールパネルを活用することになります。

そこでサーバ各社が用意した管理画面を活用することになりますが、使いやすい・操作性の良いコントロールパネルで操作できるほうが確実に良いと思います。

誰でも直感的に操作できる、マニュアル化してしまえば操作できるようなものであるべきです。

ですので、できれば世界的に主流となっているPleskを利用するのが良いでしょう。

マニュアルやウェブサイトに使い方など多くの情報がありますので問題が発生しても何とか解決できる可能性が高いです。

独自のコントロールパネルを開発しているサーバ会社については操作性などある程度分かる範囲で確認したほうが良いと思います。

サポート体制の充実

最後にサポート体制ですが、ビジネスで行う上では何かトラブルがあった際に迅速に回答、解決できるような企業をおすすめします。

できれば24時間問い合わせが可能なサポート体制を敷いている事業者をおすすめします。

サーバーは壊れないにしても、何らかのトラブルで相談できる相手がいるのといないのとではサービス運用に関わります。

スタッフの技術力もそうですが、担当者がつくかどうかも重要です。(VPSでは専用サーバーのようなサポートは受けられないことが多いです)

Windows Serverが利用可能なレンタルサーバー

多くのレンタルサーバーはたいていLinux系となっています。CentOSがほとんどのレンタルサーバーで標準で、UbuntuやDebian、あとはFreeBSDのUNIX系もちらほらと。

MicrosoftのWindowsサーバーが利用できるレンタルサーバーは意外と珍しかったりもします。さすがにLinux系とWindows系サーバーになるとできることが異なってきますし、ソフトウェアも機能は同じでもモノは違いますのでLinuxとWindowsで使い分けたいところです。

なお、使いたいOSとしてWindows Serverを選択できるケースはほとんどVPSや専用サーバーに限られるでしょう。共用サーバーの場合はたいていの場合Linuxとなっています。ほとんどがCentOSですね。

Windows Serverを使うならGMOクラウドVPSやお名前.com VPSあたりが候補になってきます。

Windows Server のVPSを選ぶならWinserverのWindows VPSがおすすめです。WinserverはWindows VPSの他、Windows Server上で仮想デスクトップや共用サーバー専用サーバー、クラウドマネージドなどのサービスを展開しています。

Winserver

  • 1998年創業の老舗企業でWindows Serverに強い!
  • Windows VPSの他、仮想デスクトップやクラウドマネージドなども選択可能
  • サーバー移行支援、オンライン相談会などサポート面も充実
  • 稼働率99.99%実績!14日間のお試しもOK
Winserver の口コミ・評判
種別 VPS, 仮想デスクトップ, 共用サーバー, 専用サーバー, クラウドマネージド
※Windows Server環境
月額料金 1,045円~64,900円(VPS23-1G~VPS23-64G)※Windows VPS
990円~4,180円 ※共用サーバー
メモリ 1GB~64GB ※Windows VPS
ディスク容量 120GB~2400GB/SSD ※Windows VPS
25GB~250GB ※共用サーバー
CPU 仮想1コア~仮想14コア ※Windows VPS
仮想化エンジン Hyper-V
SLA -(稼働率99.99%)

\14日間のお試し利用OK/

Winserver (VPS, 共用サーバー他)
詳細はこちら

コスト・費用について

VPSを選ぶ基準としてあえて料金やコストに関して触れていませんでしたが、基本的にはディスク容量、メモリ、CPUの性能と料金を各社で比較してみてコストパフォーマンスが良いVPSを選ぶのが良いでしょう。

ただ、費用はピンきりでもあるのであまり費用のことは機にせず、「○○円以下で」という前提条件を踏まえた上で上記した優先順位・条件を確認していくのが良いと思います。

VPSは通常のレンタルサーバーとは何が違う?

VPSもレンタルサーバーではありますが、どちらかといえば専用サーバーの位置づけになります。

専用サーバーの場合はroot権限があってOSに近いところまでカスタマイズできるのが特徴で、VPSでも同じような操作が可能です。

専用サーバーよりは少し触れる部分が少ないですが、基本的には箱(仮想空間のサーバー)を提供されるのみでApacheのようなWebサービスは自分でインストールが必要です。

マネージドサービスを使えば、面倒なことから難しい運用、例えばOS周りのアップグレードなどを依頼することができます。一定の範囲で共用サーバーのような運用が可能ですが、あくまで専用サーバーとして動かすことになりますので、至れり尽くせりのようなサーバーではありません。

以下の記事で共用サーバー、VPS、専用サーバーの違いを解説していますのでご覧ください。

VPNサービスと合わせて使うと、より安全に利用できる

VPSを提供しているレンタルサーバー事業者は基本的に自由度を持たせていますので、セキュリティ面はご自身で技術的な部分から評価まで行う必要があります。

本来のアプリ開発やサービス利用にリソースをかけたいところですので、なるべくセキュリティに時間とお金をかけ過ぎないようにしたいですが、かといっておろそかにできない部分でもあります。

VPNを使えばマルウェア対策、アカウント保護、IPアドレス保護などのサイバーセキュリティを確保できるので、より安全に利用することができます。

大事なサービスを覗き見させず、漏洩もさせない、資産を守るためにVPNはあります。

VPSサービスを合わせて利用することでサーバーを守るだけでなくVPSを活用する利用者自身も守ることに繋がります。

VPSと相性の良い「NordVPN」なら安心して使うことができるでしょう。NordVPNは世界で人気のVPNサービスでVPNを通じた通信でも速度が落ちず高速回線で利用できるのが最大の特徴です。利用者も多いことから信頼性の高いVPNと言えます。

NordVPN

NordVPNの詳細はこちら

まとめ

ここではVPSサーバーを比較、ランキングで紹介しました。

料金が安いからといって共用サーバーとは全く異なるものなのでご注意ください。

VPSはあくまで商用、ビジネス目的にアプリやウェブサービスなど技術者が開発、運用するものとしてお考えください。

ただし、最近ではマネージドサービスとしてコントロールパネル利用が可能なので初心者でも簡単に取扱いできるようになってきているので若干敷居は下がっているように思います。

一般的なレンタルサーバー(共用サーバー)をお探しなら以下の記事を参考にしてみてください。

仮想サーバVPSよりも自由度と高スペックで選びたいという方は専用サーバーも検討してみてください。

株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶

レンタルサーバー比較の著者・監修者。
大学院卒業後、日本電気株式会社(NEC)へ入社。SI営業としてミッションクリティカルシステム用HP-UXサーバーの販売実績が認められ、HP社より表彰実績あり。現在、共用レンタルサーバーやVPSを契約しており、実際に使った経験を発信できるよう心がけている。

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