今回は「安くても安定して使えるレンタルサーバー」について紹介していきます。
監修者プロフィール
監修者:株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶
学生時代、自作パソコンを独学でRed Hat Linuxの自宅サーバーとして構築し、SendmailやCMS(Xoops、WordPressなど)を導入・運用。大学院卒業後、日本電気株式会社(NEC)へ入社。SI営業として大規模システム向けHPE製UNIXサーバー(HP-UX)の販売経験、受賞歴あり。HP社より受賞(Certificate of HP-UX Server Champions Club 2008)。2023年現在、実際にVPSを2社、共用サーバー3社契約中。
料金が安いレンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーを決める・選ぶ大きなポイントとしてはやはり予算もあるでしょうから料金を一番に気にする人もいらっしゃるでしょう。
ただし、安すぎるレンタルサーバーは何か問題がある、何かしらの理由があると考えておいたほうがよいと思います。どうしてもトラブルになったときに対応力は料金と相関関係にあると個人的には思っているので漠然と安さだけを求めるのは避けたほうが良いと思います。
もちろん、安くても良いサーバーはありますので参考にしてみてください。なお、当サイト運営者個人的には予算を踏まえた上でコストパフォーマンスで選ぶのが一番良いかなと思います。
料金の安さ重視で選ぶ場合のポイントは、まずは第一に用途と目的を考えることです。
必要な機能が安さの中でも使えるのかどうかが重要で、WordPressが最低1つ使いたいといった細かい要件を整理した上で選ぶと良いでしょう。
料金が安くなる理由は、機能面でかなり絞っていることが多く、WordPressなどデータベースが使えないようなレンタルサーバーの場合は料金が安くなります。
一方で、マルチドメイン、ディスク容量、データベースの容量と数が無制限になればなるほどレンタルサーバーの料金は高額となってきます。
料金が安いレンタルサーバーおすすめランキング
月額料金が安い順にレンタルサーバーをランキング化してみました。
独自の調査による順番とお考えいただければと思いますが、主な考え方として料金の安さを最重要視した上で、WordPressの利用可否及びデータベース数、ディスク容量、マルチドメイン数などを比較した上でおすすめ順としております。
なお、VPS、専用サーバーについては各料金比較表から各社のレビューを参考にしてみてください。
「CohoHa Wing」ならコスパ最強で月額600円台で使える
ConoHa Wingはコスパが非常に良いのでおすすめNo.1としました。ポイントは単純に月額が安いだけでなく、初期費用無料、転送量無制限、マルチドメイン数が無制限、データベース数も無制限、SSDのディスク容量300GBも使え、共用サーバーなのにメモリ8GB~、vCPU6コア~というスペックが他の共用サーバーと比べてもスペックが良いのにも関わらず、月額600円台で使える(36ヶ月契約)コスパが非常に良い点が最大の特徴になります。
新規申し込みのキャンペーンとして独自ドメインが2つ無料でもらえるので、長期的な利用においてもドメイン代が節約できるのでお得に使うことができます。
加えて、Webサーバーの処理速度が速いので安い費用で安定したサイト運用をしたいならConoHaがおすすめです。
- 共用サーバーながらメモリとCPUを強化しているからWeb表示速度が速い
- 稼働率99.99%でSLAあり
- 初期費用無料&月額料金割引キャンペーン
- 独自ドメイン2つ無料キャンペーン
種別 | 共用サーバー |
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月額料金 | |
ディスク容量 | 300GB/SSD ※ベーシック 400GB/SSD ※スタンダード 500GB/SSD ※プレミアム |
データベース数 | 無制限 |
マルチドメイン数 | 無制限 |
SLA | 稼働率99.99% |
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「ロリポップ」は月額400円台でWordPress設置可能
ロリポップも安いレンタルサーバーとして人気で、エコノミーの最安のプランはWordPressは使えませんが、ひとつ上のライトプランならWordPressの設置も可能です。
ハイスピードプラン1年利用で月額990円ならWordPressにLiteSpeed cacheが搭載されているのでWordPressの高速表示を求めるならおすすめです。小規模法人、ビジネス向けで月額990円のハイスピードプランは相当コスパが高いのでおすすめです。ドメイン2コ無料やキャンペーンにより月額値引き特典もあるので他社の追随を許しません。
- 業界最安クラス月額99円~使える低価格レンタルサーバー
- 低価格と高機能を兼ね備えたコスパが高い
- LiteSpeed搭載でWordPressの表示速度が速い
- 初期費用無料で10日間の無料お試し可能
- 対象プラン契約でドメイン代がずっと無料
種別 | 共用サーバー |
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月額料金 | 198円~2,365円 ※1年契約時の月額換算 |
ディスク容量 | 100GB~1TB/SSD |
データベース数 | なし~無制限 |
マルチドメイン数 | 50~無制限 |
稼働率 | - |
\10日間無料お試しOK/
「さくらレンタルサーバー」なら月額400円台で大容量&WordPressが使える
さくらインターネットのレンタルサーバーは最小プランのライトプランでは月額100円台から使えるものの、データベース及びWordPressは使えませんが、400円台から使えるスタンダードプランならWordPress及びデータベースが50個も使えてディスク容量も300GBのでそちらのほうがおすすめです。さくらレンタルサーバーではSLAもあるのは他社の安いプランにない特徴の一つですので、安さで選ぶならさくらレンタルサーバーが一番おすすめです。
- 初期費用無料&業界最安クラスの料金で使える
- ドメイン割引キャンペーン(co.jpが3,000円割引など)
- 稼働率99.99%
- WordPressやEC-CUBEの利用が可能
種別 | 共用サーバー |
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月額料金 | 131円 ※ライト 437円 ※スタンダード 1,310円 ※プレミアム その他に法人向けプランとしてビジネス、ビジネスプロ、マネージド |
ディスク容量 | 100GB/SSD ※ライトプラン 300GB/SSD ※スタンダード 400GB/SSD ※プレミアム |
データベース数 | なし~100 |
マルチドメイン数 | 20~300 |
稼働率 | 99.99%実績 |
\業界最安クラスの料金/
「カゴヤ・ジャパン」なら高スペックで月額1,000円以下で使える
カゴヤ・ジャパンのレンタルサーバーはSLAがついて月額1,000円以下で使えて、高スペックで使うことができます。ディスク容量は100GB、マルチドメイン無制限、自動バックアップもあります。
- 個人から法人まで幅広く使える圧倒的なコストパフォーマンス
- 1983年創業のレンタルサーバー老舗ブランドの高い信頼性
- データ移行のサーバー乗り換えサービスに対応
- 業種特化型WordPressテーマが使える
種別 | 共用サーバー |
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月額料金 | 880円 ※S12プラン 1,760円 ※S22プラン 2,640円 ※S32プラン |
ディスク容量 | 100GB/SSD ※S12プラン 200GB/SSD ※S22プラン 300GB/SSD ※S32プラン |
データベース数 | 無制限 ※20GB制限あり |
マルチドメイン数 | 無制限 ※S12は有料オプション |
SLA | 稼働率99.999%実績 |
\お試し2週間無料/
「エックスサーバー」ならコスパ最強
エックスサーバーは月額1,000円以下とはなりませんが、一番下のプラン「スタンダードプラン」でも安い費用で使えて高スペックなのが特徴です。データベース数やマルチドメインの数も無制限で使えてディスク容量は300GBを搭載していて、SLAもついているのでおすすめです。
- 個人から法人まで幅広く使える圧倒的なコストパフォーマンス
- 1983年創業のレンタルサーバー老舗ブランドの高い信頼性
- 初期費用が無料、ドメイン申し込みでドメイン代が永久無料、キャッシュバックなどお得なキャンペーン展開中
- データ移行のサーバー乗り換えサービスに対応(WordPress簡単移行OK)
- 業種特化型WordPressテーマが使える
種別 | 共用サーバー |
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月額料金 | 1,100円 ※スタンダード 2,200円 ※プレミアム 4,400円 ※ビジネス |
ディスク容量 | 300GB/SSD ※スタンダード 400GB/SSD ※プレミアム 500GB/SSD ※ビジネス |
データベース数 | 無制限 |
マルチドメイン数 | 無制限 |
SLA | 稼働率99.99% |
\お試し10日間無料/
「お名前.com」ならデータベース数とマルチドメインが無制限で月額1,000円台前半
お名前.comはエックスサーバーと同様にコスパが良いレンタルサーバーです。データベース数とマルチドメインがそれぞれ無制限で使えて月額1,000円台前半で使えるのでおすすめです。SLAは99%以上となっているのも特徴です。
- サイト表示速度を高速&改善を提案してくれるAI機能搭載
- 稼働率99.99%実績
- 初期費用無料&ドメイン永久無料キャンペーン
- WordPress簡単インストール&引っ越し対応
種別 | 共用サーバー |
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月額料金 | 1,078円 |
ディスク容量 | 400GB/SSD |
データベース数 | 無制限 |
マルチドメイン数 | 無制限 |
稼働率 | 99.99%実績 |
\ドメインとサーバー同時契約ならさらにお得/
月額100円前後の激安レンタルサーバー実際に使えるの?
この他にもクイッカなど老舗のレンタルサーバーで100円未満で使えるサーバー、ロリポップやさくらでも月額100円程度使えるレンタルサーバーがありますが、個人的にはおすすめしません。
どうしても出来ることが限られてしまうため、ホームページを使う用途では使えないといっても過言ではありません。
激安のレンタルサーバーの用途としては、補助的なウェブスペースの確保、ファイル置き場、メール利用に限られると思って良いでしょう。
安いレンタルサーバーの選び方まとめ
今回は安いレンタルサーバーを紹介しました。
特にWordPressが使えてディスク容量もそこそこ使えるサーバーを上位として紹介しました。
100円台のレンタルサーバーはWordPress、データベースが使えないのでWeb利用が少しで想定されてる場合は”使えないレンタルサーバー”といえると思います。
何を求めて使うのか、用途や目的が重要です。
その上で、SLAはあるのか、ディスク容量、データベース数やWordPressの利用可否、自動バックアップ、マルチドメインなどスペックとのコストパフォーマンスが良いかどうか選ぶことが重要です。
安いレンタルサーバーはこれから事業を開始しようとしている個人事業主や小規模法人でも十分活用できます。
安いレンタルサーバーに加えて、バーチャルオフィスを利用して事業を立ち上げるのでも良いでしょう。バーチャルオフィス・シェアオフィス(ナレッジソサエティ)のようなサービスなら費用も抑えてスモールスタートの形で事業を開始できます。
様々な視点で総合的な判断でレンタルサーバーを選ぶならレンタルサーバーおすすめランキングが参考になりますのでチェックしてみてください。