【専門家監修】さくらVPSの最大の特徴とは?口コミ・評判から分析します

※本ページに掲載する情報の一部にプロモーションが含まれます。

さくらインターネット社が提供するVPSレンタルサーバ、「さくら VPS」の仕様、特徴、キャンペーンなどを分析して仕様と機能が分かりやすいスペック表にしました。また、利用するメリット・デメリットも解説するとともに、さくらのVPSの口コミは本当か?評判も調査しました。

このページは元大手電機メーカーのSI営業として大規模システム向けエンタープライズサーバーの提案/販売に携わっていた株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶が執筆・監修しています。

さくらインターネットのVPSの特徴とは

安さがウリの共用サーバー「さくらのレンタルサーバー」で人気のさくらインターネットはVPSの提供にも力を入れており、低価格で人気となっています。

特徴的なのは最安プランで月額980円、初期費用無料で始められる点やメモリ容量でプランを選べるなど多彩なプランが豊富にある点で目的にあわせてプランを柔軟に選ぶことができるということです。

特徴的で面白いのは、データセンターの場所によって料金が異なる点です。ご利用の地域にあわせて選んでみてください。

さくらVPS 公式サイトはこちら

サーバ仕様・スペック表

さくらインターネットのVPSのサーバー仕様は以下の通りです。

主な機能やスペックについてプラン毎に以下の表にまとめました。

→→表は右にスクロールできます→→

プラン名 さくらVPS 512MB 1G 2G 4G
費用・コスト 初期費用 無料 無料 無料
月額料金 590円~ 807円~ 1,594円~ 3,227円~ 年一括払いの場合の月額換算料金、データセンター地域により異なる
基本スペック サーバ種別 VPS VPS VPS VPS
ディスク容量 25GB 50GB 100GB 200GB SSD、ディスク容量アップ可能
メモリ 512MB 1GB 2GB 4GB
CPU 仮想1Core 仮想2Core 仮想3Core 仮想4Core
OS CentOS, AlmaLinux他
仮想化エンジン KVM
回線速度 100Mbps共有回線、ローカルネットワークは1Gbps共有回線
DNS
グローバルIP IPv4 1個(IPv6 1個)
転送量 無制限
root権限
SLA
データセンター 東京、大阪、石狩 日本国内
耐障害性 RAID
バックアップ 従量課金で追加可能
コントロールパネル コントロールパネル
管理ツール さくらVPS独自
サポート マネージド
サポート 平日10:00~18:00、土日祝も対応(年末休みあり)

上記プランの他、32GBまで対応する高機能プランも用意されています。

ポイントは石狩、東京、大阪のデータセンターのどれを選ぶかですが、ご利用地域の近い場所のものを選ぶことをおすすめします。

管理面でのレスポンスや運用面での利用ネットワークが異なるので、可能なら東京や大阪がおすすめです。石狩など遠方のVPSはバックアップ用途として使うのが良いでしょう。

さくらインターネットのVPSのメリット・デメリット

メリット~こんな方におすすめです

VPSの性能を重視するならさくらのSSDタイプのプランがおすすめです。また、機能面と料金でコストパフォーマンスにも優れています。また、好みにあわせてOSも複数の中から選べるので目的にあわせて運用が可能となっています。

サーバーの運用体制についてはリージョン(設置箇所)が3つ(石狩/東京/大阪)から選ぶことができるのは面白いですね。災害対策などバックアップとして複数の箇所を指定して運用するのもありです。

その他、運用面としては24時間365日体制で専門の技術者が監視を昼夜問わず行っているということで万が一の障害にも対応します。なお、RAIDや冗長化による障害対策は基本として実施しています。

IPv6にも対応している(明言している)のはさくらくらいなのでIPv6のIPアドレスが欲しい場合はさくらで決まりですね。もちろん、IPv4のアドレスも標準で1つついてきます。※リージョンによってはIPv6の割り当てが2014年以降となるようなので念のためご確認ください。

また、初めてVPSを使うという方やどのようなスペックのプランを選べば分からないという方向けに、利用用途に応じておすすめスペック、プランを提案、しかもセットアップまで対応してくれるパッケージも用意されています。例えば、WordPressやマインクラフト、Docker、WindowsサーバーのVPSなどから選択が可能となっています。

デメリット~こんな方にはおすすめできません

さくらのVPSのデメリットとしては料金が安いのですが、サーバースペックを見れば他社よりも若干劣るところがあるでしょう。例えば、CPUやメモリ容量を見ると若干スペックが低いですね。ただ、それ以外は他のレンタルサーバーと変わりないのでディスク容量や機能面を重視するなら問題ないかと思います。

自分には合っていないと感じた場合は以下の今月おすすめのVPSで他社も比較して検討にしてみてください。

さくらインターネットVPSの口コミ・評判

さくらのVPS(Sakura VPS)の口コミは本当か?多くのウェブサイトで言われていること、評判はどうなのか。

他社のVPSと比較してそこそこ安いですが、CPUとメモリ容量は若干他社に比べてスペックが低いので注意してください。

リージョン(サーバー設置箇所)が3つから選べるという点はかなり珍しいですね。バックアップとして確保するのが正しい使い方でしょう。

また、ローカルネットワークが今無料で利用・追加できるのでサービスの規模が拡大した暁にはスケールアウトが容易に行えます。サービスの拡大の可能性がある方はさくらのVPSでスモールスタートするのもありだと思います。

さくらVPS

  • さくらインターネットの低価格VPSサーバー
  • 初期費用無料&月額590円~
  • 3箇所のリージョンを選択可能(バックアップ用途に使える)
  • 用途(WordPressやマインクラフトなど)に応じてスペック提案してもらえる
さくらVPSの口コミ・評判
種別 VPS
月額料金 590円~24,200円(512MBプラン~32Gプラン)
メモリ 512MB~32GB
ディスク容量 25GB~1600GB/SSD
CPU 仮想1コア~仮想10コア
仮想化エンジン KVM
SLA -

\利用用途の構成からスペック提案してもらえる/

さくらVPS
詳細はこちら

まとめ

さくらインターネットのVPSは業界でも比較的安いVPSレンタルサーバーとして人気です。

最安のメモリ512MBはスペックが乏しいので、2G以上が良いでしょう。

WordPressやマインクラフトのマルチプレイ用などセットアップまでVPSで対応するパッケージプランもあるのでそういった用途と合致しているのであればさくらのVPSはおすすめです。

株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶

レンタルサーバー比較の著者・監修者。
大学院卒業後、日本電気株式会社(NEC)へ入社。SI営業としてミッションクリティカルシステム用HP-UXサーバーの販売実績が認められ、HP社より表彰実績あり。現在、共用レンタルサーバーやVPSを契約しており、実際に使った経験を発信できるよう心がけている。

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