ランドセルの「A4クリアファイル」と「A4フラットファイル」収納の違いについて

※本サイトに掲載する情報にはPR広告が含まれています。

微妙に違う?「A4クリアファイル」と「A4フラットファイル」収納サイズ

A4サイズ(新学習指導要領)が導入された2011年その前年(2010年)からA4クリアファイルサイズが市場へ登場しはじめました。

ゆとり教育が見直され、学習指導要領が改訂された事をきっかけに、教科書や副教材が大型化したのです。

ここで収納可能なサイズを明確に。

本ページでは、各ランドセル会社の‘A4サイズ’についてまとめ、わかりやすく理解することができます。

A4クリアファイルサイズが主流となって来ましたが、特に型落ちのランドセルを検討している場合、収納サイズの確認をしたうえでこどもに説明し、購入することをお勧めします。
※「~対応サイズ」などの曖昧な表現は割愛しています
※上から小さいサイズ→大きいサイズの順に配置しています

A4教材:

A4教材やプリントが収納できる大きさ。

A4クリアファイル(縦×横=31.0×22.0㎝):

主流となっているランドセルの大きさ(収納幅)。A4サイズのプリントを収納するクリアファイルを収納できる大きさ。

A4ジャストサイズを比べひとまわり大きい余裕があるため(横約1㎝、縦約1㎝長い)、A4教材より大きい。プリントなど、低学年に使用することが多い。

A4フラットファイル横型(縦×横=31.3×22.6㎝)/縦型(縦×横=30.7×23.1㎝):

透明なクリアファイルと比べ、 保存する資料に穴を開け、本のように開いて収納する紙タイプ。A4クリアファイルろ比べひとまわり大きい(横約1㎝、縦はだいたい同じ)。音楽の楽譜などに使用するため、高学年で使用する機会が増える。

A4バインダー(縦×横=32.0×23.0㎝):

限られた地域、時期に利用されることがあ るサイズ。使用する機会が稀なため、毎日使用するからだへの負担(ランドセルの総重量)を考慮し、対応していない会社が多い(一部のメーカーでは対応している)。

まとめ(縦×横=31.0×23.0㎝):

ランドセルには一定の奥行があり(縦の場合、冠との間に余裕をもたせています)、各教材・ファイル・バインダーは分厚いケースを除き、しなります。

そのため、ランドセルの大マチの内寸は、以下の大きさがあればどのサイズでも問題なく収納できるということになります。

A4バインダーのサイズ

A4バインダーのサイズ

近年のモデルでは、人気ブランドを筆頭に、多くのランドセルがA4フラットファイル対応に拡大しています。しかし工場系ブランドでは在庫を抱える関係上、A4クリアファイル対応サイズが混在しているケースもあるのでご注意ください。
ランドセル本体サイズが気になるかたのため、以下に、上記のサイズに対応しているブランドを表形式で紹介したいと思います(半数以上のモデルラインが対応しているブランドのみ掲載しています)。

ブランド名 縦×横 参考情報:奥行 参考情報:重さ
対応サイズ(目安) 31.0×23.0cm
鞄工房山本 31.0×23.3cm 11.5cm 約1,400g
本革素材
かるすぽ(イオン) 31.0×23.5cm 12.0cm 約1,100~1,200g
クラリーノ素材、フラットキューブ型※1
コクヨ×あんふぁんランドセル 31.0×23.5cm 13.5cm 約1,200g
クラリーノ素材
サンリオ 31.0×23.5cm 11.5cm 約1,250g
クラリーノ素材
セイバン 31.0×23.5cm 11.5cm 約1,200g
クラリーノ素材
フィットちゃんランドセル 31.0×22.3cm 12.0cm 約1,200g
クラリーノ素材
ベネトン 32.0×23.5cm 11.0cm 約1,150g
クラリーノ素材
マツモト(くるピタ) 31.0×23.5cm 12.0cm 約1,200g
クラリーノ素材
萬勇鞄 32.0×23.5cm 12.0cm 約1,400g
本革素材
ララちゃんランドセル 32.0×23.0cm 11.0cm 約1,200g
クラリーノ素材

一般的に‘A4サイズ’は[ A4クリアファイルサイ ズ以上 ]だと十分だということがわかります。「大は小を兼ねる」といいますが、日常に必要以上の大きさは無駄になるだけ。

近所のママ友から、行く予定の学校で使用している教材の大きさを把握し、教材の大きさに合ったサイズを把握しておくことが望まれます。

拡大化する教材がすっぽり収納できるに越したことはありませんが、大きさがすべてではありません。

サイズ拡大に伴い軽量化が検討されているか、軽くても背負いやすい工夫がされているか、型崩れは問題ないか、安全対策は施されているかなどのバランスが重要です。

株式会社Crepas 牧村留美子

ランドセル選びの専門家
10年以上ランドセルを分析してブログで情報発信をしている。あんふぁん三越伊勢丹ランドセル特集を執筆。

関連記事