からだの大きい子のランドセルはどう選ぶ?
ウチの子、他のこと比べて大っきくて…遺伝で身長が急激に伸びそう!!
そんなお子さんにマッチするランドセルを紹介したいと思います。
体格のよい子、身長が高くなりそうな子には以下のような要素が求められます。
からだの大きい子は、バランスを崩しやすい傾向にあります。例えばナス管にぶら下げた着替え袋、すれ違った車や自転車に絡んでしまったケースを想定してみてください。
一定の負荷(20㎏~40g)がかかると外れるナス管が実装されていると安心です。
背中の蒸れ対策は、意外と漏れてしまっている要件です。理由は目立ちづらく、売れるポイントにならないから。
体格のよいこに背中の蒸れは大敵。汗ばむと片方のベルトを外したり、事故に繋がりやすくなります。
背カンにおいてはひとことでは難しく、実際に2種類(非連動=フィットちゃんやウィング背カン、連動=天使のはね)を背負ってみることがマストです。
百貨店の販売員さんによると、大きい子は非連動タイプを選ぶ傾向にあります。
からだが大きいと、必然と荷物が増えます。体操着や上履きが大きいことが関係している様子。
容量が入ることも視野にいれる必要があるけれど、それ以上にパンッとつめても型崩れしにくいことが重要。こども自身が乗っかって、シワが入ちゃった…ってことだってありえる。
からだが大きい子のために考えること
- 一定の負荷がかかると外れるナス管が実装されていること
- ⇒自身の体重で事故に巻き込まれないための対策
- 背中の蒸れ対策が万全で、快適に通学することができること
- ⇒対策がされていない場合、背中などにあせもができてしまい、別売の背中用パッドを買うなど手間が増えます
- 背カンが左右バラバラに動くこと(非連動、ウィング背カンやフィットちゃん)
- ⇒左右同時に動く背カン(天使のはね等)はフィット力が高まり、いざというケースで走りづらくなります(体幹がしっかりしていれば問題ありません)
- 型崩れ対策がしっかりとされており、耐性が強いこと
- ⇒コードバン、牛革素材はなお◎。クラリーノ製であれば考えられた補強材がしかるべき箇所に内装されていること
からだの大きな子にはフィットちゃんランドセルがおすすめ
フィットちゃんランドセルは安全対策(安全ナス管)、背中蒸れ対策(エアーフレッシュ)、非連動背カン(フィットちゃん)、型崩れ対策(大マチ角の二重補強、トリプルガード)とデザインだけでなく、機能も充実しています。
多くのブランドは企画物で機能仕様ば統一されておらず(男の子向けデザインはA社、女の子向けはB社の製造を依頼しよう!といった流れ)、型落ちモデル(売れ残り、倉庫に眠っている状態)も存在します。
その点フィットちゃんは通気性や耐久性などテストも実施し、数値として結果がみえる‘性能のよさを見える化’していて安心。さすが日本のトップシェアブランドです。
- 手入れしやすい軽量クラリーノ素材を採用
- 軽い・安全・背負いやすさに定評がある
- リーズナブルで相場平均的な価格帯が主体
- 品質の良い工場生産だから製造数も豊富
種別 | 本革クラリーノ混合・工房系 (コードバン・牛革製品は在庫のみ) |
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価格帯 | 39,900~58,000円(税込) |
保証 | 6年品質保証付 (送料無料・ランドセル貸出制度有) |
特典 | ・連絡ファイル、ピカピカフィットちゃんミニ フットちゃんソフトストラップ、筆箱、雨よけカバー |
素材 | クラリーノ (牛革・コーバン※在庫のみ) |
デザインラインナップ | 男:11、女:10、兼用:1 男:スポーティ、女:装飾刺繍 |
カラーバリエーション | 大( 2~10色) |
背カン | フィットちゃん |
重量 | 約1,131g |
大きさ | A4クリアファイル A4フラットファイル※一部 |
その他の特徴 | 持ち手、オートロック、安全ナス管 |
公式サイト | https://www.fit-chan.com/ |
\ランドセル販売数は全国トップクラス/
体の大きな子におすすめできないランドセルとは?
からだが大きく体格が良いこには、フィット感の高いランドセルはお勧めしません。
具体的にいうとわき腹対策がされているタイプ。
セイバンさんが製造している、もしくはセイバンさんの部品(ひねピタ・ぴたっこ)を使用しているモデルは窮屈に感じてしまい、快適さが弱まってしまいます。※セイバンさんの製品・部品が決して悪いという意味ではありません
牛革を背中に使用したランドセルは高級感を感じますが、通気性が悪く、お勧めできません。
本革素材なら、一体裁断方法で補強をした鞄工房山本がお勧めです(背中には2種ウレタンフォームUカット配置しています)。
また、軽量化を目的にヘリをなくしたタイプ(キューブ型)は型崩れしにくいので、しっかりと補強対策がされているか念入りに確認し、納得の上購入ください。
軽量タイプのチェストベルトが実装されているデザインは、大柄な子には窮屈に感じ(肩ベルト同士を胸でつないで重心を前へもってくる)、お勧めできません。
これから身長が伸びそうな子、成長が早い子にベストなランドセルは?
これから身長が伸びそうな子、成長が早い子は以下のポイントを抑えておくと良いでしょう。
- 肩ベルトの長さが調整しやすいこと⇒親が感じにくい身長の変化に、適宜自身で対応できる
- 肩ベルトの長さを微調整できること⇒肩ベルトに空いた穴の数が多いと、その分、調整できるピッチ幅が狭く、微調整することが可能です
ハネッセルランドセルがおすすめ
ハネッセルランドセルは、身長の伸びしろがありそうな子にぴったりのランドセルです。ハネッセルは以下の特徴があります。
- 肩ベルトの長さを、背負いながら簡単に調整することができる(ワンタッチスライド式)
- 肩ベルトの長さを38段階と微調整することができる(5㎜ピッチ)
登山用のリュック発想で、からだにかかる負担を軽減する荷重分散構造。
背負ったときに感じる重さが、実際より軽く感じます。
負荷を減らす工夫と通気性を兼ねて考えられた背中パッドはスタイリッシュでデザイン性も高いのが特徴です。
身長が伸びそうな子には、肩ベルトの仕様がとても大切。
本革素材なら8つの調整穴(身長163㎝で2穴分の余裕が出ます)と余裕をもたせた鞄工房山本がお勧め。
一体裁断方式で強度が高く、切れてしまう心配がありません。
またイオンのかるすぽも9穴実装・立体裁断方式と工夫がされています。
ふわりぃにはロング肩紐タイプライン(通常のふわりぃ肩ベルトと比べ1.5㎝長く、穴も2つ多い)もあります。
まとめ
このページでは体の大きい子供のランドセルをどう選べば良いか解説しました。
これから身長が伸びそうな子、成長が早そうな子についてもおすすめランドセルを解説しました。
ポイントは肩ベルトの調整が可能かどうかで選ぶことです。
人気のランドセルで高機能なものはランドセルの肩ベルトを気軽に調整できるような機能がついているので、自分の気に入るデザインや価格をチェックしつつ肩ベルトの調整部分もしっかり気にしながら選んでいくことをおすすめします。