キャッシング・カードローン解説の内容について
「オリックス銀行」でお金を借りる前に確認しておきたいポイントとして、カードローンの特徴、申込条件、審査、利用可能な提携ATM、金利や毎月の返済額、その他注意点を示していきます。
金融機関コード:0307
オリックス銀行カードローン3つの特徴
オリックス銀行カードローンには以下の様な特徴があります。なお、オリックス銀行はプロ野球球団を持つオリックス株式会社の完全子会社で神戸のイメージがありますがオリックス銀行の本社は東京都港区芝にあります。
当ページでは一般的なオリックス銀行カードローンを解説します。
即時振込が可能
オリックス銀行カードローンの契約が済めば晴れてお金を借りられるわけですが、提携ATMで直接現金を借りるだけでなく、即時振込にも対応しています。コンビニや銀行の提携ATMが近隣にない場合は振込融資は非常に役に立ちます。
一定の条件下では申込み後、即時に指定の口座に振り込んでもらえます。即時振込の条件などは下記の注意点で解説します。
即時振込の条件は下記の通りです。
- 契約後(カード発行後)
- 登録口座、または振込専用口座にジャパンネット銀行を登録すれば利用可能
口座開設不要、全国で利用可能
銀行口座の開設が不要かつ全国で利用可能なのも特徴の一つです。オリックス銀行は地銀でもありませんので地域性はありません。どちらかといえばネット系と言っても良いでしょう。
銀行口座の開設が不要な分、振込までの時間が地銀などの口座開設を必須とする条件下でのカードローンに比べて素早い対応を行ってくれます。
振込・返済が簡単に行えて管理に便利な「メンバーズナビ」が使いやすい
オリックス銀行ならではの特徴としてメンバーズナビという会員向けローン管理サイトがあります。
振込依頼や返済の手続き、現在の取引状況など一目で把握できるので返済計画が立てやすいことや借り入れについてもすぐに振込依頼ができますので、カードローンを利用する上でとても便利に使うことができます。
細かなところを言えば、返済予定表や過去の借り入れ状況、返済状況なども把握できるように自身のデータをしっかり管理、閲覧ができるので破綻することなく賢く借り入れしたり一括返済したりと利便性の高い会員向けサイトとなっています。
なお、他の特徴としては1,000円から借り入れができるという点、毎月の返済は7,000円(借入残高が30万円以下)からと急な支出で少額でも借りられるのは賢く借りる上でメリットです。
お金を借りる前の注意点
キャッシングする前、カードローンでお金を借りる前に注意する点を解説しておきます。
即時振込融資の条件はPayPay銀行の口座を持っていること
オリックス銀行カードローンの一番の特徴である融資依頼後の即時振込についてはPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の銀行口座を振込先の口座に指定する必要があります。
平日、土日祝日などの休日でも0:10~23:50の間、メンテナンスの20分を除くほぼ24時間で即時振込が可能です。
なお、即時振込の条件は契約後(カード発行後)または登録口座、または振込専用口座にジャパンネット銀行を登録することで利用できるようになります。
他行の銀行口座でも平日0:10~8:40までの振込依頼なら当日の9:00~10:00の間に振込実施、平日8:40~15:00までの振込依頼なら即日の振込が可能です。
その他、土日祝日の場合は翌日での振込となっています。振込までのスピードは大手の消費者金融と同等のスピード感を持って対応してくれます。
振込の依頼についてはインターネット経由でPCやスマホからメンバーズナビのサイトから行えます。または電話での依頼も可能となっています。
便利な自動引き落としが設定できない銀行口座がある
以下の銀行口座は自動引き落としができないので注意が必要です。
- ゆうちょ銀行
- 商工中金
- 農林中央金庫
- オリックス銀行
- セブン銀行、楽天銀行、イオン銀行等のネット系銀行
- シティバンク銀行等の外資系銀行
審査回答はメール連絡がおすすめ
申込み頼時に審査回答方法を選択する箇所があり、こちらをメール連絡としておくとメールでの審査回答をもらえますので、仕事中などどうしても電話に出られないようなシーンにおいては便利です。
その後、最終的には本人確認が行われますが、通常は勤務先に連絡があります。
なお、審査回答には2,3日程度かかります。土日祝日を挟むと5日程度かかることがあります。
オリックス銀行カードローン商品概要
オリックス銀行カードローンのカードローン商品の概要を解説します。
商品名 | オリックス銀行カードローン |
利用条件 | 満20歳以上69歳未満(申込時の年齢) 会社員、パート・アルバイト、永住権のある外国人の方 |
利用使途 | 自由(ただし、事業製資金にはご利用いただけません) |
利用限度額 | 最高800万円 10万円単位で限度額設定 1,000円から借り入れ可能 |
借入金利 | 実質年率1.7%~17.8% |
保証会社 | オリックス・クレジット株式会社 新生フィナンシャル株式会社 |
オリックス銀行カードローンの審査・申込について
キャッシングを申し込んでからの審査、申込手順について解説します。
審査回答時間について
オリックス銀行カードローンは即日審査回答ではなく、審査に2,3日かかります。審査・保証会社が2社(オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社)あることが理由として考えられます。(2社あるので審査が厳しいというわけではありません)
審査回答日時については土日祝日や年末年始は3日以上、5日程度回答まで時間がかかることがあるので、可能なら平日に申し込むことをおすすめします。また、申込状況が多いときにも審査が遅くなることがあるようです。
申し込み手順について
申し込み方法としてはインターネット経由でパソコン、スマホから申込みが通常のルートになります。店舗があるわけではありませんので原則ネットからの申し込みになります。
申し込み専用フォームに必要事項を入力して申し込みが完了します。その後、すぐに受付メールが届きますので正常に申し込みができたかどうかが確認できます。携帯でも見られるEメールアドレスを登録しておくことをおすすめします。
その後、審査が行われます。上記したように2,3日の審査回答時間を経てメールで審査結果の回答が届きます。
申し込み時にメールアドレスを登録していない場合は電話や手紙、郵送での連絡となります。この場合は2,3日の回答時間以上に時間がかかる可能性がありますので早めに審査結果を貰いたい場合はメールアドレスを必ず登録しておきましょう。
審査結果で問題ないということになれば、本人確認が行われます。自宅や勤務先に電話連絡があります。
電話確認で問題なければローンカードが発行されることになりますが、下記項目で示した本人確認書類などをオリックス銀行側で確認出来次第の利用開始となりますので、本人確認以降、こちらも2,3日かかることは想定しておいたほうが良いでしょう。
つまり、ローンカードが届いてもすぐに利用することができません。
ローンカード発行とともに本人確認の提出をウェブサイトにてアップロードすることになります。
その提出物の確認も先方で行う必要がありますので、申し込みから利用開始までは1週間程度は最低かかると考えたほうが良いでしょう。
書類のやりとりや審査回答が郵送となっていた場合はそれ以上にかかる可能性がありますので一番最初の申し込みから融資までの時間を出来るだけ短くしたいということなら大手消費者金融や即日審査回答に対応した銀行カードローンを選ぶことも考えたほうが良いかもしれません。
申し込みに必要な書類は?
審査回答で問題ないという結果をもらって、ローンカード発行となったタイミングで本人確認書類などの書類提出を行います。なお、提出は上記したようにオリックス銀行カードローンの専用ウェブサイトから書類を携帯電話等で撮影してアップロードするような形となります。
本人確認のための書類には以下の3つの書類が必要となります。
- 運転免許証または運転経歴証明書、各種健康保険証、個人番号カード、日本政府発行のパスポート、在留カードまたは特別永住者証明書 ※これらの写しをいずれか1通ご用意ください。
- 所得証明書類
- 預金口座振替依頼書※ご返済方法が口座引落の方のみ必要です。
審査の結果、上記書類以外にオリックス銀行指定の書類が必要になる場合もあるようです。
申し込みに関する注意点
オリックス銀行はネット系銀行とだけあって基本的にはインターネット利用による申し込みや回答など、ネットを通じたやりとりになります。できればメールアドレスは申込時に登録しておいたほうが良いでしょう。審査結果回答や今どこまで手順が進んだか、各手順でメールアドレスに確認メールが届くようになっているので安心です。
返済について
キャッシングでの借り入れ後の返済方法、返済額などについて解説します。
返済方法について
以下の場所、方法で返済が可能となっています。
振込、口座引きお落としによる返済 | 提携ATMでの現金入金 指定口座からの引き落とし 随時返済 |
ATMで返済 | 以下のATMで返済が可能となっています。 ゆうちょ銀行ATM 全国金融機関提携ATM(三菱UFJ銀行、西日本シティ銀行、三井住友銀行) セブン銀行ATM ローソンATM E-netがあるATM(ファミリーマート等のコンビニ) イオン銀行ATM ※提携ATMご利用手数料はお借入・ご返済とも終日無料 |
返済金額について
現在の借り入れ額、前月分の約定額に応じて定例返済額が確定します。借入残高毎の返済額は下記の通りです。
30万円以下 | 7,000円 |
30万円超50万円以下 | 10,000円 |
50万円超100万円以下 | 20,000円 |
100万円超150万円以下 | 30,000円 |
150万円超200万円以下 | 35,000円 |
200万円超250万円以下 | 40,000円 |
250万円超300万円以下 | 45,000円 |
300万円超400万円以下 | 50,000円 |
400万円超500万円以下 | 60,000円 |
500万円超600万円以下 | 70,000円 |
600万円超 | 80,000円 |
可能なら返済できるときに一括返済含め、大きく返済しておくことをおすすめします。
オリックス銀行カードローンの評判について
本当にお金を借りても大丈夫か口コミ・評判など。
マネーセレクトの口コミ&アドバイス
オリックス銀行は山一信託銀行として設立され、後にオリックスグループに入った銀行で、当初からオリックスだったわけではありませんがネット系銀行として豊富な資金力で銀行の地位をあげてきました。
カードローンサービスとしては限度額が最高800万円で下限金利が1.7%とカードローンの商品スペックとしては高い水準となっています。
とはいえ、はじめてオリックス銀行で借りる方は上限金利となりますので金利は他のネット系銀行や地銀と比べて高くなっていますので注意が必要です。
金利を低くして借りるならたくさんお金を借りる必要がありますが、そのような方はあまり居ないと思いますし、現実的には上限金利に近い金利で借りることとなります。そうなると金利で他行と比較すると見劣りするところもでてきます。
審査時間については最短でも2日程度かかりますのですぐに借りたいというケースにおいては向いていないかもしれません。
ジャパンネット銀行の口座を持ってるか、カード発行されれば即時振込に対応していますが初めて借りるという方にとっては審査の時間と書類の提出に数日はかかるので初めてオリックス銀行カードローンを使う方でも現金を手にするためには1週間弱はかかると想定しておいたほうが良いでしょう。
オリックス銀行カードローンの利便性の良さの部分についてはメンバーズナビというカードローン専用のウェブサイトがあります。
こちらで振込の依頼や増額返済、一括返済、返済方法の変更、過去の利用状況などが確認できます。一旦利用開始となれば便利なツールとして使えますので利便性という意味ではメリットがあります。
オリックス銀行で借りるべき人、おすすめできる人
ジャパンネット銀行の預金口座を持っている方
カード発行契約後、ジャパンネット銀行の口座を登録口座または振込専用口座を指定すれば即時振込可能、24時間ほぼいつでも振込依頼が可能なので便利です。
銀行の口座開設をしたくない方
オリックス銀行はネット系銀行なので指定の口座を持っている必要はありません。ジャパンネット銀行の口座があれば即時振込が可能というメリットはありますが必須ではありません。
オリックス銀行で借りないほうが良い人、おすすめできない人
初めてでもすぐに融資を希望する方
オリックス銀行は審査に2,3日かかるので当日の融資は不可能、審査を含めて1週間程度はかかりますので早く借り入れしたい方には向きません。
少額でも低金利を希望する方
オリックス銀行は銀行カードローンでも上限金利は17.8%と高いほうに入りますので特に少額借りたい方は他の地銀系のカードローンをおすすめします。
その他のオリックス銀行のローン商品について
オリックス銀行カードローン以外の他のローン商品について簡単に解説します。カードローンは使途が自由(消費性利用に限る)のに対し、他のローンは使途が限られる分、金利や返済期間で優遇されています。お金を借りる目的に応じて検討・利用するのが賢いお金の借り方です。
不動産関係のローン商品
オリックス銀行は不動産を担保にお金が借りられる不動産担保ローンや不動産投資ローンがあります。不動産担保ローンは自宅などの不動産を担保に数百万円のお金を借りられる商品です。不動産投資ローンは収益不動産を購入するときに利用できるローン商品となっています。
よくある地銀やメガバンクの銀行で商品構成のある住宅ローンや教育ローン、マイカーローンなどは用意がありません。
その他、プライベートバンキングなどの個人向けローン商品、事業主向けには資金調達としての融資や信託関係のサービスがあります。
まとめ
以上、オリックス銀行カードローンの特徴やお金を借りる前の注意点、返済、審査などについて解説しました。
申込み条件やお金を借りる金額によって年率が変動したり、返済額も異なったりますので実際にカードローンでお金を借りるときはよくシミュレーションしておくことが重要です。
オリックス銀行を含めた主要なカードローン全般から検討されたい方は、今日お金を借りるときの金利や限度額の比較や審査会社、アルバイトやパート、年金受給者、学生などの申込み条件について以下の記事も参考になりますのであわせてチェックしてみてください。