キャッシング・カードローン解説の内容について
「ゆうちょ銀行のカードローン したく」でお金を借りる前に確認しておきたいポイントとして、カードローンの特徴、申込条件、審査、利用可能なATM、金利や毎月の返済額、その他注意点を示していきます。
金融機関コード:9900
ゆうちょ銀行カードローン3つの特徴
ゆうちょ銀行カードローンはスルガ銀行の一連の問題を発端にローン商品の販売を取り止めました。そのため、現在は新規申込みを停止しています。
ここでは現在ご利用中の方、以前はどういったローン商品だったかということを参考にしていただくために解説しています。
「ゆうちょ銀行カードローン したく」には以下の様な特徴があります。なお、ゆうちょ銀行はスルガ銀行と提携しており、本カードローンはスルガ銀行と契約を交わすことになります。
当ページでは一般的なゆうちょ銀行カードローンを解説します。
最短30分で審査回答
電話でのカードローン申込なら最短30分で審査回答をもらえます。インターネットからの申込みでも当日に回答をもらえます。ただし、申込時間や審査状況によっては翌日以降になることもあります。
それでもゆうちょ銀行という硬いイメージのある銀行ですが、実態はスルガ銀行ですので審査には素早い対応が可能となっています。
口座開設不要、全国で利用可能
郵便局があるところならゆうちょ銀行も併設していますので全国どこでもカードローンの利用が可能となっています。現在ゆうちょ銀行の口座を持っていない方でも利用することができます。
なお、印鑑も捺印する必要がありませんので手間もかからずスムーズに利用することが可能です。
全国の郵便局のATMで返済や借り入れが可能
ゆうちょ銀行ならではの利便性が”ゆうちょ銀行カードローン したく”にはあります。全国の郵便局にあるATMで返済と借り入れができるのでかなり便利に使うことができます。
消費者金融や銀行のカードローンはコンビニATMで利用することができますが、一部のカードローンはゆうちょ銀行で返済や借り入れまでは対応していない、もしくは手数料がかかることもあるのでゆうちょ銀行のカードローンを使うメリットがあるでしょう。
なお、ゆうちょ銀行のATMは全国に26,700台(2016年時点)あり、これに加えてスルガ銀行のATMやコンビニATM(セブン銀行やイーネットATM、イオン銀行ATM)も使えるので利便性はかなり高いです。
ゆうちょ銀行カードローンはパート・アルバイト、専業主婦の方も利用することができます。
お金を借りる前の注意点
キャッシングする前、カードローンでお金を借りる前に注意する点を解説しておきます。
カードローン運営はスルガ銀行なのでゆうちょ銀行は運営にほとんど関与していない
ゆうちょ銀行カードローンというブランドで展開していますが、事業を展開しているのはスルガ銀行となっています。あくまでゆうちょ銀行は代理店業ということです。ゆうちょ銀行に行けばカードローンのパンフレットがあり、職員に薦められますが細かいところを聞いてもほとんど分かっていません。
審査の基準などちょっと気になることがあっても答えてくれる人はほとんどおらず、スルガ銀行に一任しているような状況ですので、あくまでこういった商品があるという紹介、質問や相談があればフリーダイヤルに問い合わせてみてくれといった対応になります。
実際に申込みができる店舗も一部ありますが、スルガ銀行と提携しているゆうちょ銀行支店に限られます。それでも全国に200箇所以上はありますが、街中の郵便局・ゆうちょ銀行といった小さい支店・営業所では申込みは出来ない状態です。
ローンカード到着後は必ず電話連絡が必要
契約後はローンカードが自宅または勤務先に届くことになりますがローンカードが届いたものに同封の資料に電話連絡してほしい旨の記載があります。ローンカードが届いてもすぐには使えないので注意が必要です。記載の電話番号に必ず電話連絡を行ってから実際に使えるようになります。
審査通過後は契約書が郵送で送られてくるので融資可能となるまで時間がかかる
口座不要でカードローンが利用できるといっても審査に通った後は郵送にて契約書類が送られてくるのでどうしてもローンカードを手にするまで1週間程度はかかってきます。すぐに融資して欲しいという場面においては難しいかもしれません。
ゆうちょ銀行カードローンしたくの商品概要
ゆうちょ銀行カードローンのカードローン商品の概要を解説します。
商品名 | ゆうちょ銀行カードローン |
利用条件 | 年齢20歳以上70歳以下 会社員、パート・アルバイト、配偶者が収入のある専業主婦・専業主夫 |
利用使途 | 自由(消費性資金の利用に限る) |
利用限度額 | 500万円 10万円単位で借り入れ可能 |
借入金利 | 実質年率7.0%~14.9% |
保証会社 | SDP株式会社 スルガ銀行株式会社 |
ゆうちょ銀行カードローン「したく」の審査・申込について
キャッシングを申し込んでからの審査、申込手順について解説します。
審査回答時間について
ゆうちょ銀行カードローンは上記の注意点でも示したように申込みから審査結果の報告まで最短30分となっています。申込みした方法によって回答時間が異なります。
電話で申込みを行った場合は最短30分、インターネットで申込みした場合は最短当日、その他の申込用紙の郵送、スルガ銀行と提携しているゆうちょ銀行の窓口だと1日以上は審査回答にかかる可能性があります。
なお、電話なら土日祝日も対応していますのでネットより便利かもしれません。
審査はあくまで保証会社のスルガ銀行やSDP株式会社が行っています。ゆうちょ銀行の行員に審査のことを尋ねても分かりません。
申し込み手順について
申し込み方法としてはインターネット経由でパソコン、スマホから申込み可能です。ゆうちょ銀行の店頭窓口での申込みも可能です。ただし、店舗は全国に200店舗程度と限りがあります。全てのゆうちょ銀行支店、営業窓口で行えるわけではありません。
なお、審査は電話または郵送での書類での回答となります。電話での回答のほうがスピーディな対応を行ってくれます。
申し込みに必要な書類は?
審査に通過すれば実際に契約と進むわけですが、本人確認書類程度で契約が完了します。特に収入証明書の提出は求められません。(個人属性の状況によっては必要な場合もあります)
本人確認書類の具体的な例としては、運転免許証、顔写真付き住基ネットカード、個人番号カード、パスポート、健康保険証、外国人登録証明書となります。
パスポートや健康保険証の場合は現住所に住んでいることを証明するために電気料金などの明細書の写し、つまり公共料金や税金などの支払明細などが必要になります。
申し込みに関する注意点
ゆうちょ銀行は郵便局に併設されていますが、実際にそこらの小さな郵便局で申し込めるものではありません。スルガ銀行と提携している営業所というのが店舗申込みの条件となります。
なお、スルガ銀行のホームページでゆうちょ銀行での申込可能な店舗が検索可能です。
返済について
キャッシングでの借り入れ後の返済方法、返済額などについて解説します。
返済方法について
以下の場所、方法で返済が可能となっています。
振込、口座引きお落としによる返済 | ATMでの直接入金のみ。 |
ATMで返済 | 以下のATMで返済が可能となっています。 ゆうちょ銀行ATM 全国金融機関提携ATM スルガ銀行ATM セブン銀行ATM タウンネットワークサービスATM E-netがあるATM(ファミリーマート、サンクス等のコンビニ) イオン銀行ATM ※手数料がかかる場合があります。 |
返済金額について
現在の借り入れ額、前月分の約定額に応じて定例返済額が確定します。借入残高毎の返済額は下記の通りです。
10万円以下 | 3,000円 |
10万円超20万円以下 | 6,000円 |
20万円超30万円以下 | 9,000円 |
30万円超40万円以下 | 12,000円 |
40万円超50万円以下 | 15,000円 |
50万円超100万円以下 | 20,000円 |
100万円超150万円以下 | 30,000円 |
150万円超200万円以下 | 40,000円 |
200万円超250万円以下 | 50,000円 |
250万円超300万円以下 | 60,000円 |
300万円超350万円以下 | 70,000円 |
350万円超400万円以下 | 80,000円 |
400万円超450万円以下 | 90,000円 |
450万円超500万円以下 | 100,000円 |
可能なら返済できるときに一括返済含め、大きく返済しておくことをおすすめします。
ゆうちょ銀行カードローンの評判について
本当にお金を借りても大丈夫か口コミ・評判など。
マネーセレクトの口コミ&アドバイス
2018年以降、スルガ銀行との提携を解除したことにより、ゆうちょ銀行カードローンしたくは申込み受付を終了しました。
ゆうちょ銀行は全国のゆうちょ銀行ATMで借り入れ返済ができるだけでなく、提携金融機関ATMやコンビニATMでも利用でき、しかもゆうちょ銀行の口座開設が不要なだれでも使えるカードローンです。
あくまでゆうちょ銀行は代理販売者ということなので実態はスルガ銀行になります。スルガ銀行カードローンがさらに別にあるので若干混乱するところですが、あくまでゆうちょ銀行はブランドを提供しているだけの存在です。運営自体もスルガ銀行となります。
誰でも作れるので口座開設してても良いでしょうが、基本的にはATMで直接支払いとなるので無理に作る必要もないでしょう。口座での自動引き落としには対応していないので返済については若干使い勝手が悪いともいえます。
借り入れについても振込での対応もしておらず、完全にゆうちょ銀行のATM等で直接現金を借り入れるような形になりますのでATMが空いているところを探す必要、外出する必要性などがあり、こちらも手間がかかるというのも場合によってはあるでしょう。
審査回答時間が短いので使いやすいという反面、融資までは少し時間がかかります。ローンカードを手にする必要があるのでそれが届くまで時間を要するのは残念なところです。
金利もそこまで低いというわけではないですが、全国かなりの数のATMで借り入れ、返済ができるという点にメリットを感じるなら検討しても良いでしょう。
ゆうちょ銀行カードローンで借りるべき人・おすすめできる人
全国のゆうちょ銀行で利用できる、利便性を重視したい方 | 全国どこにでもある郵便局と併設されたゆうちょ銀行ATM等で借り入れ返済が可能になっていますので利便性はかなり高いです。 |
口座開設不要で利用したい方 | ゆうちょ銀行カードローンはゆうちょ口座を作る必要はありませんので口座作成の手間もかかりません。 |
ゆうちょ銀行カードローンで借りないほうが良い人・おすすめできない人
すぐに借り入れしたい方、即日融資希望の方 | 審査は最短60分で回答がありますが、手続きで契約書情報の郵送やFAXなどを考えると手間と時間がかかります。ローンカード発行までも時間がかかるので注意が必要です。 |
その他のゆうちょ銀行のローン商品について
ゆうちょ銀行カードローン以外の他のローン商品について簡単に解説します。カードローンは使途が自由(消費性利用に限る)のに対し、他のローンは使途が限られる分、金利や返済期間で優遇されています。お金を借りる目的に応じて検討・利用するのが賢いお金の借り方です。
財産形成貯金担保貸付け
ゆうちょ銀行は住宅ローンやマイカーローンなど銀行によくあるローン商品は取り扱っておらず、財形貯蓄のようなものしかありません。
財形定額貯金のような形に毎月定額を財形にまわして、その貯蓄額の9割を貸し付けるという形のサービスがあります。
他に、国債等担保自動貸付けなどもあります。
まとめ
ゆうちょ銀行のカードローン「したく」はスルガ銀行の融資問題を発端に、ゆうちょ銀行のカードローンは新規の申し込み受付を終了しました。
現在は、個人向けとして住宅ローン商品が中心となっています。
ゆうちょ銀行のカードローンの他のカードローン、借入を検討されている方はお金を借りるときに確認していただきたい以下の記事をご覧ください。
もし万が一、借金返済に困っているようでしたらゆうちょ銀行のカードローンはスルガ銀行での和解交渉になりますので債務整理の情報ページをご覧ください。